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zoom RSS ヘッダーのロウ付け

<<   作成日時 : 2007/06/06 19:09   >>

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折れちゃったヘッダーのロウ付けをしました。
買った銀ロウは銀40%含有、溶融温度780℃のもの。
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 まずは折れたヘッダーのパイプとべローズにこびり付いた酸化物をワイヤーブラシとヤスリできれいに落とします。仕上げにルーターで金属面がきれいに出るまで磨いて下準備終了。
作業前にお湯を張ったバケツを用意しておきます。
 ロウ付け部分に銀ロウ用のフラックスを塗ってバーナーで加熱します。
 フラックスがとけ、ロウ付け部分が真っ赤になったら、ロウ材を押し当てて流れ具合を確認してOKなら、ドボンとバケツに放り込み、真鍮ワイヤーブラシでゴシゴシフラックスを落としました。後は流水+石けんでフラックスを十分落として作業終了。念のため息を吹き込んでリークチェック。
 作業時間は5分くらい。2本まとめて修理しました。思ったよりは簡単でしたが長さが短いくなって取り付くか?。

 
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 ロウ付けというと昔会社にロウ付け用の真空炉が有りました。水素ガスを使う危険なヤツで、水素濃度をきちんと管理しないとドッカン爆発です。もちろん防爆装置が付いてるので、けが人が出るようなことは無かったですが、爆音は会社中に響き渡る恐ろしい代物でした。

 ステンレス鋼のロウ付け作業では次のことに注意が必要です。
 ステンレス鋼は耐食性に優れる材料ですが、一定の温度、約400℃以上〜1000℃以下の範囲では結晶粒界にCr炭化物が析出し、粒界近傍のCrが欠乏します。ステンレス鋼の耐食性はCrリッチな酸化被膜が自然生成されることによって向上します。粒界近傍のCrが欠乏することで、腐食雰囲気(塩化物やアルカリを含む液やガス)においてはその部分が選択的に腐食(粒界腐食)されてしまいます。耐久試験では塩水噴霧試験などをやってました。
 これを防ぐために、Cr炭化物を分解、再固溶するために通常1000℃以上で加熱処理(固溶加熱処理)します。
 もう一つステンレス鋼には応力腐食割れと言うのがあります。これは腐食作用と残留応力の両因子で起こる割れ状腐食です。そのために残留応力除去処理(固溶化と同じ処理温度でOK)が必要です。会社では真空熱処理炉を使ってました。この時の冷却はヤバイ温度領域を短い時間で駆け抜けるために一気にN2ガスで急速冷却します。
 
 今回のロウ付け作業では、あんまり気にしませんでしたが、取説では作業後すぐにお湯につけてフラックスを落とすように指示されていましたので、結果的にヤバイ温度領域を急冷するこになったと思います。

 ところでエンジンの排気オイルって塩化物含んでいるのかしら?



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